皆さん、こんにちは!
名古屋市港区入場にある、
「入場のみなと さかもと接骨院」です!
11月に入り、朝・夜と寒さが本格的になってきました。
まだまだ寒さは増す一方になってきます。
体調管理、身体の管理に気をつけて
早めの治療を心がけてください。
今回は産後の骨盤矯正のお話しをさせていただこうかと思います。
よく「産後骨盤矯正」という言葉を耳にすると思いますが、
では、産後骨盤矯正とは何なのか?何故、産後に骨盤矯正が必要になるのか・・・
ということをお話しさせていただきます!
《!注意!》全部読もうとすると10分ほどかかってしまいますので、目次を参照の上気になるところだけを読むのも、オススメしております。
【目次】
・骨盤の基礎知識
・出産前と後の骨盤の状態
・何故、産後の骨盤矯正が必要?
・まとめ
【骨盤の基礎知識】
骨盤は左右の寛骨・仙骨・尾骨から成り立ちます。
これらが「恥骨結合」「仙腸関節」の2つでつながって1つの大きな「骨盤」となります。
この「恥骨結合」「仙腸関節」は通常ほとんど動くことがなく動いても3~5ミリ程度のわずかな動きしかありませんが、人間が運動する上で大切になってきます。
また、妊娠~出産にかけては、ホルモンの影響から関節や靭帯の柔軟性が増し緩んでいくため、仙腸関節の動きも非妊娠時より大きくなります。
仙腸関節の動きが大きくなることは、赤ちゃんが通過するためのスペースを作ってあげることになるのでとても大切なことです。

【出産前と後の骨盤の状態】
妊娠・出産時には腸骨と仙骨の間にある仙腸関節が動くことが分かったと思いますが、
では実際にどのような動きをするのか説明していきます。
仙腸関節が動くということは、実際には腸骨と仙骨が動いています。
それを「ニューテーション」「カウンターニューテーション」と言われます。
「ニューテーション」
仙骨が前側に倒れる動きをニューテーションと言います。
これは出産に向けての準備で下のイラストのように仙骨が前に倒れると腸骨は上が閉じて恥骨の方は下が開いてくるっていう動きがあります。

「カウンターニューテーション」
逆に出産後はカウンターニューテーションと言って仙骨が後ろに倒れていきます。
下のイラストのように仙骨が後ろに倒れて腸骨の上が開いて下のところが閉じていきます。

【何故、産後の骨盤矯正が必要?】
では、なぜ骨盤矯正が必要になるのかですが、
本来なら、出産前はニューテーションの動きが行われ骨盤周囲の靭帯などが緩んでいき、
赤ちゃんが産道を通りやすくする環境が作られます。
そして出産後は3ヶ月かけてカウンターニューテーションという動きを行って開いた骨盤が閉じていきます。その間に骨盤ベルトなどを使って安静にするのが大切なのですが、忙しい現代社会において安静にすることができず、結果様々な理由が重なりこの動きがされなくなってしまいます。
つまり骨盤が開いたまま靭帯が固まってしまうのです。
そのまま放置してしまうと骨盤の歪みなどにもつながり
・腰痛や肩こり
・産後の体型変化
・尿もれ
などの原因にもつながっていきます。
こうならないために産後の骨盤矯正が必要になってきます。
ではいつからがおこなったほうがいいのか?ですが、
産後の骨盤矯正は産後すぐに受けるよりも、産後1~2ヶ月経過してから受けることをおすすめします。
出産直後の期間は産褥期(さんじょくき)と呼ばれ、妊娠に備えて変化した身体が妊娠前の状態に戻る大事な期間です。
産褥期は基本的に安静に過ごす必要があるため、骨盤矯正を受けると身体に想定外の異変が起こる可能性があるので注意が必要です。
特に骨盤矯正を受けるのにおすすめなのは産後2~6ヶ月目です。
産褥期が終わってからしばらくは、骨盤周りの筋肉が柔らかい傾向があるので、骨盤が正しい位置に戻りやすくなります。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
産後の身体の不調を改善したいのであれば、骨盤のゆがみを整えることが重要です。
骨盤ベルトや産後ガードルを使用すれば骨盤を支えることができるので、症状が軽減される可能性があります。また、ストレッチで骨盤周りの筋肉を鍛えることでも、体調の改善が期待できます。
上記の方法でも体調が改善しないのであれば、骨盤矯正を受けてください。そのまま放置しておくのは将来的に様々な不調を招いてしまいます。
もし産後の骨盤矯正でお悩みの方は一度当院でご相談ください。
しっかり問診を行った上、産後の身体への負担を考慮した施術を行ってまいります。
公式LINEからの予約は24時間承っております。
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